7月29日 高石市のアプラ大ホールで、「子どもから地域の防災力を」をテーマにされた群馬大学大学院教授の片田敏孝教授の講演に行ってきました。
私は大変感動いたしました。
学校、家庭、地域で取り組む防災意識の方向性を示してくださったからです。
主な内容は、
「学校、家庭、地域で取り組む防災教育」
・子どもは親や地域の大人の背中を見て育つ。
学校で教わったことと、社会の現実が乖離していると、教育の効果は得られない。
・子どもが学校に居る時間は1年間の20%弱。残り80%以上は、家庭や地域に居る。
子どもの家庭、地域での防災の徹底、連携体制の構築が不可欠。
「学校から家庭、地域への波及」
・津波防災教育の家庭への浸透を図る
子どもを介して親の関心を引き出す・・・親子で津波防災教育に取り組む。
・子ども津波ひなんの家~津波防災教育を波及させる。
近所の子どもが駆け込んでくると、その子どもを預かることになる。子どもの命を守ることで、自らの命も守ることにつながる。
また、防災教育の意義として
・災害文化の礎を築く。
・10年経てば大人になる、さらに10年経てば親になる。
・高い防災意識をもった市民が責任を持つ。そして、その高い防災意識が世代間で継承される。
・子どもたちへの防災教育を契機に世代間で災いをやり過ごす知恵が継承され、地域にその知恵が災害文化として定着する。
これらの事を踏まえ、枚方市としても、防災対策をしっかり行なっていきます。大変参考になりました。